
こんにちは。すみれ(@sumire20120524)です。
いままでずっと温めてきた、大切な3冊。それが『美人画報』です。
何を隠そう、安野モヨコさんの大ファンな私。この本を見つけたのは、おそらくもう10年くらい前。
その頃の私は、当たり前だけどいまより10歳も(!)若くて、ファッションや美容に興味津々で、常に「きれいになりたい、可愛くなりたい、おしゃれでいたい」って思っていました。
そんな若い情熱を受け止めてくれ、そして導いてくれたのがこの『美人画報』でした。
この記事にサラッと目を通す
どんな本?
美人画報は、ファッションやビューティーに関するエッセイ本。
作者が試した美容情報や「美」というものに対する女心がこれでもか!というほど胸にくる内容です。
私にとってはこの『美人画報』こそが美容本ナンバーワンです。これはもう不動!殿堂入り!生涯愛読書宣言!
▽いつまでも色褪せない可愛さ
▽香水の瓶
美人画報、美人画報ハイパー、美人画報ワンダー。この3冊からその日の気分で1冊を選んで、お風呂に入りながら読むのが私の最上級のリラックス。もう何度も読み返しているはずなのに、全然飽きないのが不思議。
▽この色使いと小物使いがツボ
可愛い切ない文章
ただ読んでいるだけで、女心をくすぐる単語がたくさん出てきます。宝石箱のようにキラキラした単語が(主に化粧品とかだけど)書いてある。それを読むのが気持ちいい!
口が悪い時もあるけど、それでいて心の繊細な表現は抽象的な言葉でもちゃんと伝わってくるというか。言葉のバランス、感情の表現の仕方、たくさん語彙を知っているからこその組み合わせになっているような気がします。
何回読んでも「かわいい〜!!!」ってなるしキュンキュンくるし、なんてゆうか「可愛切ない」みたいなきもちになっちゃうんですよね…。
よく、「なんで女ってすぐかわいいっていうの?」みたいな質問されるんですけど、もうそれは説明できないっていうか…。てゆーかそれ説明しないとわかんない?って逆に質問したくなるっていうか…。
他の表現方法もあるかもしれないけど、全部ひっくるめて存在自体がかわいいってことだし、わかる人にはニュアンス伝わってて大丈夫だからほっといて。って感じな時があります。余談ですが。
挿絵の可愛さが尋常じゃない!
普通のエッセイ本と一線を画すのは、やっぱり挿絵の可愛さです。
例えば、私の好きなページ!これ!何度読んだかわからないです。色使い、話の内容、女の子の満足そうな表情(そしてカワイイ!)何が好きとは一言で説明しがたい。
▽一番好きなネイルのページ
女は日頃どれだけのことを気にかけているか
ファッションとか美容とか一言で言うけど、気にかけることの種類が多すぎて、よくやってるなぁって思います。ちょっと書いてみたいと思います。果たしてどれだけあるのか。
肌を整える工程
メイク落とし、洗顔、オイル、ブースター、化粧水、乳液、美容液、クリーム、アイクリーム…etc
肌を作る工程
下地、コンシーラー、ファンデーション、お粉…etc
色を塗る工程
アイブロウ、アイライン、アイシャドウ、マスカラ、リップ、チーク、シェーディング、ハイライト…etc
服を着る工程
トップス、ボトムス、スカート、インナー、アウター 、合わせる靴、バッグ、小物類…etc
ヘアスタイルの工程
シャンプー、トリートメント、オイル、ヘッドスパ、カラー、ドライヤーの当て方、ブラッシング、ヘアアイロン、コテ、ヘアアレンジ…etc
大変だけど女は楽しい
…これに加えて、愛だの夢だの、生活だのお金だの、子育てだの仕事だのってのが人生ですよね。ちょっと思いついただけでも、これだけあってめまいしてきた…。でもこれだけ頑張ってて、世の中に出ておしゃれに気を使っている女性ってみんなえらい。
いま目の前にいるきれいなお姉さんも、昨日見たかわいい子も、すごい努力してるんですよ。おつかれさま、とか、目の保養ありがとうって言いたくなりますよね。女性の明るさがなくなったら、男性もさみしいと思いますよ…。男性じゃないからわかんないけど。
でも好きだからやっていける。10年経っても、何年経っても、おしゃれや美容への執念というか、情熱は消したくないんだなぁ。
まとめ
なんか最後よくわからに方向に行ってしまいましたが、とにかく私はこの本とともにここまできました。時に腐りそうになりながら、時にパワーをもらいながら、自分なりのおしゃれとかメイクの最低ライン「ここだけは守ろう」っていう目に見えない何かと隣り合わせでやってきました。
そういう時にきっとなんかヒントをくれたり励まされたりする本だと思います。
一人でも多くの女性に読んでみて欲しい、元気が出る1冊です。
安野モヨコが好きならきっとこれも好き。↓